●沢尻(丸森町)


基 礎 諸 元 平均勾配 団地面積
1/8 4.1 ha



維持・保全・利活用状況
本地域の水田は、昭和30年頃に無数の僅少な田を現在の姿に整備したもので、天水、湧水を利用するため設 置した溜め池をはじめとして、それぞれの所有者が耕作等管理を行っている。

推薦項目  国土保全     景観
推薦理由 国土保全:本地域は、標高240m山頂から、わずか1,400mの距離で阿武隈川へ流入する河川沿いに開墾された水田であり、急峻な地形から大雨が降ると瞬時に濁流となって大川へ流れ込む。水田の持つ保水機能により、現在の所大きな被害を未然に防止している。

景観:石垣等の人工美が周辺の山々にとけ込み、優雅な景観をなしている。

棚 田 の 概 況 枚 数 56 枚 水 源 天水 溜め池 井戸
事業導入 法面構造 土羽 石積
開発起源 近世(戦国〜江戸時代)  現代(昭和21年〜)
営 農 の 状 況 対象農家数 5   戸 10a当収量 420 kg/10a
戸当り営農規模 0.8 ha/戸        11 枚/戸
高付加価値農業 畜産農家との連携により、稲わらと堆肥の交換等を行い有機農業を推進している。
特記事項の有無 なし。



●西山(栗駒町)


基 礎 諸 元 平均勾配 団地面積
1/11 2 ha



維持・保全・利活用状況
本棚田は、栗駒町の指導の下に、西山集落の農家が耕作しており、耕作放棄地も少ない。
山間地で耕作者の少ない地域であり、大切に保存されている。

推薦項目  国土保全
推薦理由 国土保全:水源涵養の役割を果たし、土砂浸食防止により災害を未然に防止している。

棚 田 の 概 況 枚 数 30 枚 水 源 河川(渓流含)
事業導入 法面構造 土羽
開発起源 近代(明治〜昭和20年)  現代(昭和21年〜)
営 農 の 状 況 対象農家数 3   戸 10a当収量 360 kg/10a
戸当り営農規模 0.7 ha/戸        10 枚/戸
高付加価値農業 水源が渓流で、清浄水を使用していることから、独自米の販売を考えていきたい。
特記事項の有無 なし。