●椹 平(朝日町)


基 礎 諸 元 平均勾配 団地面積
1/20 10.5 ha



維持・保全・利活用状況
本地域は、朝日町土地改良区の指導の下に地元の能中集落や営農集団が中心となって耕作されており、町内の他の集落に比較して耕作放棄地が少ない。棚田も含めた集落の営農、水路等の管理については、農業者のみならず集落全体で行っており、今後も耕作の継続が期待できる。

推薦項目  国土保全     景観
推薦理由 国土保全:本地域は最上川の河岸段丘の高台に位置し、日々の営農活動の継続により土砂の浸食や流出の未然防止に大きな役割を果 たしている。

景観:本地域は扇状を呈しており、周辺の山々や集落と良く調和し、地元住民と町が一体となって整備した里山の山頂公園からは、町の中心部や最上川も遠望でき、保全された美しい景観を保っている。

棚 田 の 概 況 枚 数 208 枚 水 源 河川
事業導入 法面構造 土羽
開発起源 現代(昭和21年〜)
営 農 の 状 況 対象農家数 34   戸 10a当収量 570 kg/10a
戸当り営農規模 0.31 ha/戸        11 枚/戸
高付加価値農業 天日(自然)乾燥米として有利販売している。
特記事項の有無 なし。



●大蕨(山辺町)


基 礎 諸 元 平均勾配 団地面積
1/7 3.4 ha



維持・保全・利活用状況
暗渠排水整備後、地元大蕨地区土地改良施設維持管理組合を組織し、棚田等水田を含めた土地改良施設の維持管理を行っている。

推薦項目  景観
推薦理由 景観:山辺町の代表的な景観のひとつとなっており、特に秋の収穫後のハサ掛けは見事なほどに整列しており、見る人を圧倒させる。

棚 田 の 概 況 枚 数 27 枚 水 源 ため池
事業導入 法面構造 土羽
開発起源 近代(明治〜昭和20年)
営 農 の 状 況 対象農家数 11   戸 10a当収量 480 kg/10a
戸当り営農規模 0.3 ha/戸        2.5 枚/戸
高付加価値農業

特になし。

特記事項の有無 なし。



●四ヶ村(大蔵村)


基 礎 諸 元 平均勾配 団地面積
1/20 12.5 ha



維持・保全・利活用状況
地元では、特段棚田といった概念はなく、営々と培われてきた田圃を耕作してきたといったスタンス。平場の農用地が無い。

推薦項目  国土保全     景観
推薦理由 国土保全:本地域に隣接して地すべり指定地域となっており、直接の指定エリア内では無いが、地元農家は日頃より災害等の未然防止を念頭に日常の営農活動の一環として地域内を見回っている。

景観:月山・葉山山麓に展開している農用地であることから、シラス土壌地帯であり、火山地帯特有の地形形状と水田の景観が見事である。

棚 田 の 概 況 枚 数 135 枚 水 源 河川より導水
事業導入 法面構造 土羽
開発起源 近代(明治〜昭和初期)
営 農 の 状 況 対象農家数 109   戸 10a当収量 420 kg/10a
戸当り営農規模 0.2 ha/戸        1.2 枚/戸
高付加価値農業 そばを中心とした転作作物の導入が主体。
特記事項の有無 なし。